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フロアコーティングの種類

フロアコーティングにはたくさんの種類があります。
大きく分けると コーティング剤の違いで分けられますが、コーティングするフロアによっても違います。
フローリングに適した主なフロアコーティングには下記のとおりです。  

■UVフロアコーティング
 紫外線で硬化する樹脂をフローリングに塗布し、紫外線ライトを照射して硬化させる方式がUVコーティングです。
車の表面やピアノの塗装と同じ時原理です。
紫外線を当てるとすぐに塗料が固まるため、乾燥のために時間を浪費することもありません。
UV硬化樹脂は硬度が高く、フローリングに対する摩擦などのダメージをガッチリとガード。
 薬品や水にも強く、モップで水拭きするだけで簡単に汚れが落ちます。
毎日メンテナンスしなくても被膜はビクともしません。
少の傷はつくことがあっても大きく剥離することはなく、20年以上の耐久性があるとの実験結果が得られています。
現時点で、最強のコーティングと言っても過言ではないでしょう。
コーティングの際にはフローリング用の紫外線照射装置が要りますし、塗料そのものの材料費も安くはありません。
また美しく仕上げるためには専門の技術を要するため、どうしても値段は高くなってしまいます。
UVコーティングの作業は、従来のコーティングとはまったく違うものになります。
そのため専門的な知識と高度な技術が必要になってきます。
他のコーティングが出来るからといって、専門の作業員以外に依頼してしまうと、キレイに仕上げる事ができない場合もあります。
また、ハンデイタイプの照射器のみでの施工では、照射斑が出てしまうなど、仕上がりに斑ができやすくなります。
UVフロアコーティングは確かな技術を持ったスタッフが揃っている専門会社を選ぶことが肝心です。  

■シリコンフロアコーティング
天然に存在するケイ石・珪砂と酸素が化学結合した物質がシリコン。
コンタクトレンズや食器、医療でも使われるほど安全性が高い素材です。
そのシリコン樹脂を塗料化して用いるのがシリコンコーティングで、以前からフロアコーティングに利用されていました。
 分子は水より小さいため、強い撥水性(水を弾く性質)があります。
その一方で空気は通すのでフローリングの呼吸をさまたげることがなく、湿気による劣化を防ぐ効果もあります。
ちなみに、この特性を利用した一番ポピュラーな例は浴槽のシーリング剤です。
シリコン樹脂は基本的なガード能力にすぐれています。
水だけではなく薬品や油汚れ、洗剤にも強いため、キッチンのフローリングにもよく用いられます。
乾燥するととても硬い膜になるので、UVコーティングと同様、ハードタイプのフロアコーティングとしてフローリングをダメージからしっかり守りたい場合に適しています。
ツヤ感をコントロールすることができ、自然な光沢感を選ぶことで、硬い被膜だと目立ちがちな傷も、それほど目立ちません。
施工後は自然乾燥させます。
歩行可能までにかかる時間は5時間ほどですが、完全に乾燥するまで最低1日は放置します。
価格はウレタンコーティングと比較するとやや割高。
UVコーティングよりはほんの少し耐久性が弱く、長期間の使用で被膜は摩耗していきます。
シリコンはウレタンコーティングに比べて硬質なため、硬いものを落とすとコーティングが割れてしまうことがあります。
シリコンコーティングでは、きれいに部分補修することが難しく、最悪フローリングの張替えを考えなくてはいけない場合もあります。 また硬度が高いため、すり減っても水性ウレタンコーティングやワックスのように塗り直しは容易にできないため、フロアコーティングは向いていないとも言われますが、バランスのよい基本性能をもったシリコンコーティングは、依然評価されています。
  
■ウレタンフロアコーティング
マンションのオプションサービスとして多く採用されているフロアコーティング剤がウレタン樹脂塗料です。
油性タイプと水性タイプがあり、以前は油性タイプが主流で、有機溶剤の害が心配されましたが、最近は環境や人体への影響を考慮し、臭いが少なく溶剤含有量の少ない水性タイプが多く用いられるようになってきました。
シックハウス症候群対策に適応したタイプも普及しており、環境に優しいコーティング剤というイメージも定着してきたようです。
UVコーティングなどのハードタイプのコーティングに比べて価格は安め。
ですが摩擦には強く、水拭きも可能。数年間は被膜がキープできます。
このコストパフォーマンスの良さが水性ウレタンコーティングの利点といえるでしょう。
 しっとりとした自然な光沢があり、滑り止め効果で足の負担もソフト。
またクッションフローリングにもコーティングできる便利さも備えています。
ちなみにコーティング剤塗布後、1日で乾燥しますが、完全に乾燥するまでには1か月程度かかります。
このように使い勝手のよいウレタンコーティングですが、密着力が弱めで剥がれやすく、アルカリ洗剤に強くないところがウィークポイント。ただし、塗り直しが難しい頑丈なコーティング剤と違い、コーティングが傷んでしまった場合は自分たちで補修することができます。
強度ではUVコーティングに及びませんが、定期的にメンテナンスを続けていけば、コーティングの効果は少なくとも4~5年は効果を保つことができます。
  
■ワックスコーティング
ワックスは、もともと100年あまり前に開発されたロウを主成分とした木床用ツヤ出し剤で、現在はアクリル樹脂を主成分としたものが主流になっています。
最大の魅力は価格の安さ。
そして、ホームセンターなどでも簡単に手に入れる手軽さです。
木材の表面を保護するほどの強度をワックスは持たず、厳密にいえばワックスは「コーティング」ではありませんが、清掃業者やフロアコーティング専門会社で扱っているプロ用のワックスは、樹脂成分の濃度が濃く、重ね塗りをすると被膜が厚くなって保護力も上がり、艶も増します。
ただしこれらは濃厚な分塗りにくく、素人が使うのはちょっと難しいようです。
ワックスでできる塗膜はたいへん薄いので、塗り重ねないとすぐに剥がれてしまいます。
そして、熱、水、洗剤や調味料などの影響もすぐに受けて劣化してしまい、シミができたり表面が白く粉を吹いたようになります。
艶を保つためには、半年に一度、上塗りのメンテナンスを施さなければなればならず、手間がかかります。
またワックスそのものが汚れを抱き込んでしまうため、数年に一度、硬化したワックスの層をすべて剥離し、塗り直すことになります。
さらに、ワックスは水分が多く含まれていて、それが蒸発することで生地に定着します。
そのため硬化するのにかなり時間がかかります。
完全に硬化するまでには約4週間かかるとされ、新築施工の時にはその分のスケジュールを確保する必要があります。
 剥がれやすいということは、その分人体に取り込みやすく、成分も気になるところ。
 業者に頼む場合は、ホルムアルデヒドなどの危険成分を省いた商品を使っているか確認しましょう。
さらに原材料などを安全に取り扱うために必要な情報を記載した「製品安全シート」を提示してもらうと安心です。

コーティングの種類耐久性施行期間特徴価格
UVフロアコーティング 15~30年 1日 樹脂系塗料塗布後、紫外線をあてて膜を硬くする。
保護性能が4つのうち最も高く引っ掻きキズにも強い。塗り直しも可能。
特殊な機材と高い技術がいる。
高価
シリコンフロアコーティング 10~20年 1日
完全乾燥には数日
特殊シリコン樹脂の塗布後、自然乾燥、滑りにくい、抗菌性、油性ペンもはじくなど基本性能が高い。
フローリング以外の床にも。「塗り直し」が難しい。
高価
ウレタンフロアコーティング 約10年 1日完
全乾燥には1週間程度
ウレタン樹脂の塗布後、自然乾燥、滑りにくく、適度なツヤがある。
浅いキズなら回復作業で光沢がもどる。
完全に硬くなるまでは時間がかかるが、費用は普通
やや高価
水性ウレタンコーティング ~5年 1~3日
完全乾燥には1週間程度
アクリルウレタン合成樹脂を塗布後、自然乾燥 。
水拭きOK ・部屋の雰囲気に合わせてツヤが調整できる。
剥がして塗り直しができ、比較的安価。
安価



★フロアーコーティングの値段

上記のようにフロアコーティングには種類も値段も幅がありますがその平均の値段は次のようになります。

平均面積 55.2㎡ (約33畳)
平均価格 20.3万円